大津どうぶつ医療センター
の紹介
初めはホームドクターとして一次診療がメインでしたが、2017年頃からは他の動物病院様からのご紹介も増えており、最近は熊本県だけではなく、九州各県からの紹介もあり、日に3-4件のご紹介を頂けるようになりました。また、当院は様々な病気に対応できるように、獣医師を増員し、CT、MRI機器も導入し、様々な設備を整えているところも特徴になります。今後も一次診療と二次診療を両立できるようにしていきたいと思っています。
私たちの診療への
考え方
診療の基本は、来院した動物を1頭1頭、諦めることなくしっかり治療してあげたいという“想い”だと考えています。元々、熊本県には大学病院や大きな二次診療施設がないため、難しい病気などは宮崎や鹿児島、山口の大学病院に行ってもらうことが多く、動物や飼い主様にかなりの負担がかかっていました。そのため、当院ではできるだけ自分の病院で様々な治療ができるようにしたいと思っています。命と向き合うスタッフの情熱とそれを発揮できる医療環境が当院を支えています。
成長を後押しする
教育環境
現在、外科、内科、眼科、画像診断の分野において、各分野を専門とする先生をお招きして院内セミナーを開催しています。講師を担当している先生方は、各分野のエキスパートでありながら非常に気さくな人柄で、勤務獣医師が質問や相談をしやすい雰囲気になっています。院内セミナーでは、当院で手術、治療した症例を検討するような会も設けています。最新かつ正しい情報を常に取り入れ、自己流の治療をしないということは、長く臨床現場で活躍する上で大切です。専門の先生から聞く実践的な話は、私もすごく参考になります。専門の先生と直接、接点を持てることは勤務獣医師の将来にもプラスになると思うので、今後もセミナーは継続していきたいです。
外科手術に対する
考え・指導方針
多くの学生や若い獣医師の方たちは、漠然と「外科手術は難しい」という印象を抱いているのではないでしょうか。外科手術を行う上で重要なことは、“内科や解剖、生理学も理解できている”ということです。手術のスキルを磨くだけでは不十分で、治療は上手くいきません。
そこで当院では、外科手術をする前に「症例の診断が的確か」「動物の状況を正確に把握できているか」を執刀医に確認します。それから、術前計画、主に手術のイメージトレーニングができているかを確認し、経験が浅いうちは経験が豊富な獣医師の指導の元、執刀してもらいます。診断、術前計画、手術、術後管理を1つずつ分解することで、自分自身が「何を理解できてないのか」を認識することができ、正しい知識と自信をつけることができるのです。診断から“正しく”段階を踏むことが、手術のハードルやリスクを下げることにつながり、その「積み重ねていく過程」こそが、誰でも同じ水準の手術ができるポイントだと考えています。
“働きすぎない“
勤務形態
外科症例が多いため「労働時間が長く大変なのでは?」と思われがちです。しかし、実際は平日は19時30分まで、土曜は18時30分には退勤してます。また、週に2回は早上がりの日を設けているので、早上がりの日には平日では18時30分、土曜は17時30分に退勤してもらい、自分の時間をきちんと持てるよう配慮しています。当院の場合、日曜以外は診察、手術が毎日あるので、その日1日だけを頑張っても、次の日に疲れが残ってしまっては意味がありません。スタッフが毎日同じように診療、手術できるシステム作りが大切なのです。勉強する時間やリラックスする時間をスタッフが確保できるように、今後もこういった取り組みは継続していきます。
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大津どうぶつ医療センター
数字でみる
大津どうぶつ医療センター
- 症例数
- 1900件/月
- 手術数
- 100件/月
- 手術が多い疾患TOP3
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- 1. 肝臓腫瘍
- 2. 前十字靭帯断裂
- 3. 橈尺骨骨折
- 患者さんの割合
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- 犬
- 6
- 猫
- 4
- スタッフの割合
-
- 中途
- 3
- 新卒
- 7
- スタッフの出身
(獣医師)
- スタッフの出身
(看護スタッフ・トリマー)
- 幅広い外科症例にも対応 代表的な外科症例
- 肝臓腫瘍、副腎腫瘍、胆嚢粘液嚢腫、前十字靭帯断裂、橈尺骨骨折、椎間板ヘルニア、会陰ヘルニア、尿管結石