Top message スタッフの意欲を邪魔しない

藤本院長の考え方

診療だけでなく外科ができる獣医師を育てる

藤本先生の「院長」
としての想い

最近は若い外科医が育たないと聞いたことがあります。高度化した獣医療、飼い主様の動物病院に対する要求の増加、手術する機会の減少、獣医学生の外科実習の減少など、様々な要因によって外科と学生や若手獣医師が疎遠になっていることが、原因のひとつではないかと思います。しかし、手術ができる獣医師が減ると、社会的には非常に困ります。
だからこそ、当院では「内科だけでなく、外科もしっかりできる獣医師を育てる」ことを使命のひとつに掲げています。これまでの経験や所属していた研究室に関わらず、当院で働く獣医師には確実に外科スキルを身につけていただけます。もちろん、外科の技術を身につけるだけでは、手術はうまくいきませんし、臨床獣医師として活躍できません。全科目の診療をきちんとできるよう、セミナーやカンファレンスを定期開催し、勉強できる環境も整えています。腫瘍外科、整形外科、神経外科、軟部外科、眼科手術(白内障手術含む)と、幅広い外科症例を経験できる点も当院の強みとなっています。

なぜ藤本院長は外科に目覚めたのか

院長が感じる
外科の魅力

私が獣医師になってすぐは他の動物病院に4年ほど勤務していました。勤務医時代に、内科や一般的な外科技術だけでは治せない症例を多く経験し「外科をもっと詳しく勉強したい」と思うようになりました。そこで当時、外科手術を1日10件以上実施していた麻布大学附属動物病院で研修医として働くことを決意しました。その当時に外科をご教示していただいたのが渡邊俊文先生で、今まで自分が治療を諦めていた症例でも、適切な外科手術で治っていく様子をみて、すごく感銘を受けたのが外科に興味を持つ大きなきっかけになりました。

藤本院長のホンネ

一緒に働きたい
と思う人物像

小動物臨床は勉強することも多く、飼い主様とのコミュニケーションも重要で、大変な職業だと思います。そのため、自主的に勉強することができ、社会人としてのコミュニケーション能力があり、常識的であることが重要だと思います。性格はその人の個性であり、魅力なので、1人の人間として自分らしく働き、獣医師としては小さな努力を長く続けてもらいたいです。

スタッフの将来をサポートできる病院に

採用に対する考え方

現在は外科にも力を入れている当院ですが、私自身も学生時代から臨床の研究室に所属していたわけではありません。大学の研究室は繁殖学教室でした。出身の研究室は臨床系がいい、基礎系がいいということは決してありません。卒業してからちゃんと勉強、努力すれば誰でも成長できます。
採用後は長く働いてもらえれば、もちろん嬉しいのですが、当院で経験を積んで開業するスタッフも沢山います。将来開業希望の人に対する抵抗はなく、むしろ応援したいと考えています。どんなスタッフに対しても分け隔てなく様々な手術、経験をしていたける点は、当院の魅力になっていると思います。私は院長として、スタッフ一人一人が思う“良い人生”を自分の力で歩んでもらえるようにサポートできれば良いと考えています。

すべての症例に対して誠実に

獣医師としての
姿勢・病院への想い

ありがたいことに、当院は周辺地域だけでなく、県外からも多くの患者様が訪れ、他の動物病院様にも頼っていただける存在になりつつあります。しかし振り返ってみれば、私の獣医師としての姿勢は、大きく変わっていません。あらゆる症例に対して「諦めることなくしっかり治療してあげたい」その想いで今まで臨床の現場に経ち続け、今日に至ります。つまり、症例に対して誠実に向き合う想いや姿勢が、今の当院を形づくっていると言えます。今後もこの方針を変えずに、動物病院としての使命を果たす。それこそが、地域や地元に貢献できる、最もシンプルで重要な方法だと考えています。

地方でも優秀な人材が育つ場所へ

大津どうぶつ医療センターの
これから

今後も熊本の中核となれるように技術向上や設備投資は重要なので今後も継続していきます。また、当院のように田舎にある動物病院には外科だけでなく、様々な疾患が来院するので、大学病院や都会の二次診療施設とは違うやり方で、優秀な臨床獣医師が育つように人材育成、教育にも力をいれていくつもりです。

院長からひとこと

学生・求職者の方へ

当院で勤務するスタッフには、元気に楽しく仕事してもらうことが1番だと考えています。大変なことも沢山ありますが、スタッフ同士がお互い刺激し、成長できる環境作りを目指しています。「大津町」という聞きなれない土地かと思いますが、一度実習に来ていただき当院の雰囲気を感じてもらいたいです。